欅坂について真剣に考えてみた。~アンビバレントPVを視聴して~
最近新曲が出ましたね、アンビバレント。
コンビニにふらっと寄った時に、新曲が出てるということを知りました。
そこで、「3年間の集大成のようなPV」と書かれていたので早速みました。
さて、この曲名の意味は「ambivalent:両義的」「同じ物事に対して、相反する感情を同時に抱くこと。」
という意味です。
PVはこちら。
そこで、僕はこんなことを思いました。
(実際のところは見て欲しいんだけど…)
で、この「感覚が合わない」って何なんだろうってことを考えていて、言葉にできたので発信しようと思ったと共に、考察が湧いたのでブログに記して見ました。
結論、この違和感の正体は
「戦略的にターゲットを変更した」ということです。
ここからは僕の感想。
「欅坂って闇(怒り)を現代の社会に抱えながらも戦う少女としての歌詞/ダンスに魅了されるなぁ」ってことを思っていました。特に不協和音とか。
僕なりにキャッチコピーをつけるなら「現代の少女革命軍」って感じです。
特に、「サイレントマジョリティー」「不協和音」「月曜日の朝、スカートを切られた」「エキセントリック」とかにはそんな感覚を覚えます。
鬱屈とした社会に傷つきながらも先陣を切り、僕たちに生き方を「問う者」だったと思います。
しかし、今はあまり「尖り」を感じない。
特に「ガラスを割れ」「アンビバレント」に対して感じることですが、何だかポップさを感じます。
僕はこれらの曲に感じるものは、現代の社会に苦しむ若者の「応援/共感者」です。
ここまでが僕の感じた違和感の正体でした。
話をまとめましょう。
正直なところ、過去の欅坂の曲が高校生に分かるとはあまり思えません。自分と向き合った人だからこそ感じいる部分の多い曲だったのではないかなと思っています。
しかし、今はより高校生でも分かりやすいような、共感者が多いようなところで曲を作っているのではないかと思います。
これってこういうことなのではないでしょうか??
最初は、
・アイドルのコアファン層
・現代への反抗的な歌詞に共感をする層
へと手を広げ、徐々に火をつけながら、NHKなど様々なメディアから注目された後に、
より市場の大きい
・共感/応援によって励まされる高校生などの層
へアプローチしてるんじゃないでしょうか。
さて、ここまでが自分の感想ですが、それに加えて面白いなと思うところを。
欅坂のPVって、フル視聴できますよね。
「アイドルの可愛くカッコイイ姿を無料で見ることができて良いのか!?」
なんてことを思ったりします。
だけど、CDを買うことで握手券を得ることができる。
だから、音楽そのものではなく、CDを買ったことによって「実際のアイドルたちに会うことができる」という商品を購入を促すことができます。
そしてまた、握手会に行ってみたり、LIVEに行ったりすると、「◯◯に握手してもらった、応援したい!」「◯◯がこんな風に頑張ってたこの曲知らなかったけど、CDを買おう!」
というように感情が動きます。
これはまさにモノではなくコトを、「ストーリー」を売っています。
このような戦略が練られているとしたら、半端ないなって思いますね。
最近自分のテーマにもストーリーを売るってどういうことか とか考えていますが、自分なりに考えをブラッシュアップしていきたいですね。
以上、真剣に欅坂について考えてみました。
p.s.何にせよ、可愛い女の子たちが頑張ってる姿は惹かれます。