中指を立てて生きる
お久しぶりです。
年の最後に何かを書こうと思い、記事を書くことにしました。
きっと多くの人は、「この一年間何があっただろう」と考えることでしょう。
僕も考えようとしたのですが、どうもうまくいかない。(いや、考えろよ!)
この一年間、今までで一番濃かったんじゃないかなぁ。
でも、濃すぎた分なぜだか素直な気持ちで見つめ返せないような瞬間も多いような。
そんな感覚なので、とりあえず最近考えてることでも書こうかなと思います。
最近、ボヘミアンラプソディーを観ました。
映画自体に関しては僕としてはまずまずだったのですが。。。
やっぱり、努力で困難を乗り越えていくことが自分にとっては共感できるのでしょう。
だけど、彼らの生き様はRockだなと感じさせられました。
自分たちが最高だという自信、チャンスを逃さない勢い、自分たちは何者かという哲学、挑戦し続けて周りの声に惑わされない覚悟。
彼らのように生きることが羨ましく思うからこそ、自分にとって共感できないところがあったのでしょう。
実は繊細な心を持ち、心に深い惑いを持ったフレディ。
もちろんそんな現実から逃げるように荒れる瞬間もありますが、彼は最後には立ち上がりそんな社会に対して中指を立て、僕らの前で声高らかに歌います。
そんな、悩みや迷いを抱えながらも逃げずに、果敢に現実に立ち向かう強い意思や勢い、振り返らないその姿こそRockだと心が揺らされました。
ちなみに、僕はONE OK ROCK の『69』のこんな歌詞も好きです。
"バンドって言うのは 時に激しく中指を立てたり
そして時にもう一本足して 世界の平和を願ったり"
そんな風に平和を願うからこそ現実に立ち向かう生き方の出来る、弱さや優しさとそれを現実にする強さを持った人になりたいなと思うばかりです。
さて、前置きが長くなりました。
今年、僕は何に中指を立てたのだろう。そしてもう一本の指を動かすことはできたのだろうか。
流れてく日々をただただ見つめていただけなんじゃないか。
出来ない自分を恐れず、意思ただ一つで目の前の現実に立ち向かうことはできたか。
何度失敗したって、やり直すことは出来たか。
年末に暗い気持ちになりたいわけじゃないけど、自問自答し続ける間もないほどに簡単に答えることが出来てしまう問いたち。
もちろん何もしなかったわけじゃない。
「やりきった」と言える瞬間もある。だけれど、それがこの現実の何を変えたんだろう。もう一本の指はまだ動かしたくない。
僕はもう一度中指を立てよう。
目の前の現実に、そして弱い自分に。
そして最後にもう一本を加えよう。笑顔でPeaceが出来るくらいに。
そんなことを思う日々ですが、たくさんの人に囲まれて有難い一年でした。
もらったものが多くて、返せなかったものが少なくて、消え入りたいことも多いですが、たった少し残せた何かが影響を与えていたり、自分の在り方から反面教師にしてもらえれば幸いだなと思います。
それでもこの悔しさは、かつてないほど大きな世界を夢見たからだと。
そんな世界を見せてくれた恩人たちと、仲間に感謝をしたいです。
一年間ありがとうございました!