「成長とは何か」について考えてみた

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ところで皆さん、成長ってなんでしょうか?

この質問に対して、色々な答え方があると思います。

 

僕の先輩の一人は「いろんな社長から聞いてもなんとなく同じようなことを言う。『実行力』こそが成長だ」なんてことを言ったりします。

よく僕の周りの人は「自分が向かいたい方向に進むことが成長だ」なんて風に言いますし、単純な考え方では「できなかったことができるようになること」だなと思います。

 

逆にその定義には当てはまらず「何かができるようになったからといって、自分は成長したようには思えない」なんて後輩たちも言ったりします。先ほどの「自分の向かいたい方向」じゃ無かったからそう感じるのでしょうか?

 

成長とは曖昧な部分が多くある中で、この記事では「自分が成長の方向性を決めるためにどんなことを考えるべきか」ということを考えたいと思います。

 

その上で、僕自身がどんな成長をしていきたいかも考えようと思います。

 

成長とはどういう性質のものか?

成長について人はだいたい「良い方向での変化があること」という風に考えているでしょう。では良いってなんでしょうか?

しかし例えば「包丁が上手く使えるようになること」そのものが良い方向性に進んでいるのかは少し判断しにくい部分があります。包丁を上手く使えるようになったこと自体は良い変化でも、その先に起きる結果が犯罪など、悪いものであるかもしれません。

 

少し雑に「良いってなんだろう?」という問に対して単純に「何かができるようになること」ではないはずだという意見を出しました。

 

結局成長とは「誰にとって良いものなのか?」が一つ重要であると思います。

「経営について知ること」はそれによって自分が楽しめるなら意味があるでしょうし、自分のように学生団体で活動をしていればメンバーを幸せにするために良いものであるかもしれません。

 

そして他者に対して成長という形で残すには、行動(思考や発言も含む広義での行動)に落とし込まれなければなりません。そこで「できるようになったかどうか」ということが問われるのです。

 

成長の方向性とは

そうやって考えをまとめているときに気づいたのですが、この「誰にとって価値があり、行動にまで落とし込まれたものなのか」ということに近いものを考えているものがあると思いました。

それが「Ikigai」です。

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僕たちのように学生が良い成長を考えた時には、「誰にとって価値があるのか」のみを考えるのではなくて、「それは経済的にリターンを得られるものなのか」という考えも必要であると思うのです。

 

もちろんボランティアやNPOは立派で格好良いです。しかしそれがどれだけ人から求められているものであれ、経済的な価値を持たない人に提供する価値は経済的なリターンが返ってきません。

 

今の社会はまだまだ資本主義ですから、経済的な観点は僕らの将来を考えた時に欠かせないと思いました。(全然関係ないけど『お金2.0』読みたい)

 

その考えを踏まえて「成長する」という方向性を決めていけば良いと思うのです。

 

Canだけでは満たせない成長

さて、冒頭の方に書きましたが後輩からたまに「自分は成長してないと思う」なんて風に言われたりもします。

 

その後輩は確実に今まで出来なかったことが出来るようになったのに…

そこでどうしてそんなことを感じるようになったのかということを考えてみます。

 

 

結論から言えば「それによって自信がついた訳ではないから」だと思います。

 

もっと細かく述べれば、「他者からの賞賛を得ることはあるが、組織内でトップの成果を残している訳ではないのが分かるために自己評価が他者評価より極端に低いから」だと思います。

(ここで細かく書いた意味は無いのですが、メンバーがよく言う自信がないって現象を解決するヒントがここにあるかもなーと思います。細かな変化に対して良い印象を持たせるのが大事ですね)

 

自信を持つことってすごく成長だなって僕は思います。実感的に自信があればより行動的になれますし、頭の回転も早いなと思います。

簡単に言えば僕は「世界を変える実力を持つこと」だけを成長だなぁと思うのではなくて、「世界を変えるイメージがつくこと」ですら成長だなぁという風に思います。

 

実現イメージを持つことが物事にはすごく大切で、自信を持つこともそのための一手段だと思います。

(自分の中では実現イメージさえ持てていれば自分のことを信じれていなくても「自信がある」状態だと思っています)

 

さて、自信と見栄は違うと思うのですが、結局行動に移すことが出来るのかに違いがあると思うのです。そのようにマインドなども何かを起こすために重要だと言うことが分かりやすいモデルがこれです。

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自信があるということが人にとっては本当に重要な成長であるのは分かります。僕も昔は「成長とは自信がつくものだ」なんて考えていましたし。

 

しかし人にはそれだけじゃなくて、重要な心構えがあるのでは無いかと思いますね。それこそが人間的成長ってものだと思います。

ここでは言及しませんが、いつか「人が持っているべきマインド」なんてものも論理的に説明していきたいですねー。

 

このように成長は、行動のみで表されるものでなくて、 水面下に知識や態度、スキルなどもあるということが分かります。

そしてその上で態度が一番レバレッジが効きやすいのかななんてことを思っています。(成長実感と、意識的な行動を産むことに効果があると思うからです。)

 

まとめ

・成長とは「Ikigaiモデル」のように「行動に出来る」「自分にとって価値がある」「他者にとって価値がある」「その上で儲かる」というようなセグメントから方向づけを考えられる。(=誰かしらの幸せのためである!)

・成長とは行動の変化のみで表すものではなく、スキルやマインド、ナレッジの変化も注目すべきである(その中でもマインドが一番レバレッジが効くと思う!)

 

ということです。

さて、じゃあ次は自分の話を考えていきたいです。(そもそもこの記事、「俺って今成長してんのかなー」ってとこから考えて起こしているので。笑)

 

自分の成長に関してはこの記事

kosukebond.hatenablog.com