東京日誌②~風土,日常編~
やっと神戸に戻ってきました、いまだに体調が悪しです。
何を食べても水になって出ていく錬金術を覚えたかのようです。黄金的な…
ここらへんで、やめときしょう。
今回は東京で感じたこととか、そこで出会った人の話をしたいなって思います。
テーマは
-東京って冷たい街??
-東京人 という幻想??
-優しくて、心に残る出会い
ってところですかね。
東京って冷たい街??
東京に行ってびっくりすることは、まず人の多さですよね。
人が多いからびっくりするっていうよりは、僕が暮らしたことがある奈良、兵庫に比較するなら、人同士の物理的な距離感が近くて、しかも道なら真っすぐにぶつかってくる人も多い。そういうところにびっくりします。
僕は東京の人のそういうところに、「自分以外の人に対して、個人という認識を持ってなくて、物体的なもののように捉えている」のではないか ということを感じました。
一人一人の距離が近いと、それだけパーソナルスペースが狭いのかな なんてことを感じますが、そうではなくて人として認識してないから なのかなと感じました。
そういった態度は他にも現れているのかなって思っていて、東京では駅や道端で寝ている人を多く見ました。
おじいさんから、スーツの人まで。多分毎回そんなことをしているような人たちではないんだろうなって思います。
そしてまた、そんな変な人たちを見ても無反応な人たちが多かったです。
無反応だからこそそういった行為も出来るのかなって思いつつ、他者に対する無関心と自分は自分という割り切りを感じました。
東京人 という幻想??
ただ、そこに対して「東京の人は冷たい」と話そうとすると、「それは違うよ」という風に言われることも多かったです。
というのは、みんな東京に出てきて頑張ってる人たちだということ。
東京生まれ、東京育ちのある方からすれば「ずっと居るけど、どこか好きじゃない」とおっしゃってました。その人からすると、東京は地元じゃない 感覚かもしれません。
地方から来た大学生からは「みんな周りを敵だと思って、自分を強く持とうと必死なんだ。でもだからこそ、一度近づけばすごく温かい人たちだよ」と言われました。
そこは東京という街の特異性なのかなとすごく思いました。
僕からすると、一人一人が光を浴びたくて、でも触れ合いがないからこそどこが自分のための光が当たる場所か分からなくて、互いに没個性し合ってるかのようにうつりました。
あれだけ多くの数の人が狭い場所に憧れと恐れを持って集まれば、こんな風になるのもある種必然かもしれません。
そうして出来た風習に新しく東京に来た人が順応していくというループもありそうで、文化というものの大事さや物理/地理的要因などの深みなども感じました。
だけど、きっとあの街は心細くても頑張ろうとしている人も多いだろうからこそもっといい街になったらな なんてことも思いました。
優しくて心に残る出会い
最後に個人的な出会いとして良かったなぁって思う人たちを挙げていきたいと思います。
一つは「チャケさん」という方。この方は自分が今まで会った人の中で一番優しい人に感じました。ある種独善的でしたが、そう思えるほどに優しさフルスロットルって感じでした。
それだけまずは相手に与えようとする姿勢があることは本当に尊敬出来ました。多分人に好かれたいからとかじゃなくて、仲良くするの楽しいよね〜みたいな感じで人に与え続けることが出来る人との出会いは驚きでした。
2つ目は「遼さん」という方。過去の境遇とか、性格とかがすごく合う人で、社会人の方でも親身で尊敬できるなぁって方でした。
この人がチャケさんに繋いでくれたり、色々お節介焼いてもらったので、東京でも暮らせたなぁって感じでした。
3つ目はバーの「ラムジー」ってお店の人たち。
来てる人たちはすごい仲が良くて、一緒に旅行に行ったりするくらいらしい。
どうやら周囲からは変なバーだって思われてるみたい。酔い潰されるとか。
だけど自分は奢ってもらったりとか、泊まる先が無いって話で手伝ってくれたり、あとは何より寂しかった時間を楽しく一緒に過ごしてくれたのがうれしかったなー って感じてす。
そんな風に、出歩いてみたらいくつかの出会いだったり、気付きを得られました。
意外と旅とかもそんな感じでフラフラッとやるのも楽しいのかもね。